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2011年6月28日

是枝監督の『奇跡』



18時から本日最後の打ち合わせの前に、

ふっとこの前電車の中吊りでみた是枝監督の映画「奇跡」が頭をよぎって、

早く終わったら帰りに観てこうかな、と思いつつ

19時半頃あがって、メディアージュで一人鑑賞。

お客さんは自分以外に若いカップル一組だけだった。


<以降、いわゆるネタバレを含む感想>


まったく予備知識を入れずに見始めたけど、

開始早々、お、これは現代版「スタンドバイミー」じゃん、と。

ちょっとうれしくなってしまう。



中学校の時に、反抗期真っ盛りながらも、

仲のいい友達の家で二人でPCエンジンやってたときに

Yくんが、なあ、文化祭で「スタンドバイミー」やらへん?とポツリと言い出し

それからみんなで映画を何回もみて、脚本つくって、舞台で演じて

すこし不良ぶってた友達もみんなそれぞれの役割を持って一つになって・・

そんな思い出がぶわーっと頭の中によみがえりながら、

でかいビールを片手にぼーっと観ていた。



「本家」の方は、一日の旅を通じて、

結局みんな同じではなく、それぞれの道に進んでいく、、という切り口で

「大人」への成長を描いているわけなんだけど、

「現代版」は、現代風にちょっと次元の違うことを描いていたかな、と。



新幹線がすれ違う「奇跡の瞬間」で、

結局準備してきた願い事を言うことはなく、

そこから「大人」になった自分になんとなく気づくわけなんだけど、

帰ってきた主人公の一人が、

「お父さん、世界ってなんやろな?」

「ん? 駅前のパチンコ屋ちゃうの?」

というやりとりが、

「少年」から「大人」への境目として「世界」と向き合うことを知った主人公、

その脱皮に気づきながらも粋な返事をするお父さん。


そんな描き方が、「現代版スタンドバイミー」として、

すばらしい映画だったな、と思った。



なんとなくひらめいた直感どおり、観に行ってみてよかったものだ。



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