ゆれる 感想
オダギリジョー主演の『ゆれる』をツタヤでかりてきて観た。
東京に出てきた次男坊という設定に、感情移入できるところもあった。
わからなかったのは、
なぜ、兄は弟に嘘をつかせ、自ら入所することを選んだのか?
この映画のおもしろさは、気持ちの持ち方によって、
本当に「記憶」がゆれてしまうところだと思う。
弟が「兄はちえこを突き落とした」という記憶を選ぶことにより、
「人を疑い、自分の都合のよい方向にだけ生きてきた弟」という人間像が明確化される。
それが兄の望むことだったのか。
だから、終盤で昔の8ミリを見つけたとき、
社会に汚される前の無邪気な気持ちに戻って、吊橋の記憶を紐解いてみると、
兄は助けようとしていたという本当の記憶が蘇る。
ブログ検索すると、最後のバスに乗ってどうの・・という議論も多いけれど、
最後はもちろん、弟とは一生の訣別をハナから決め込んでいて、それで
さめた笑いをしただけだと思う。
なんかいろいろ考えて答えを出さずにはいられない感じの映画、かな。
ありがちではあるんだけど、丁寧に作られている。
西川美和監督は真面目な人なんだろうなと思った。
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